みなさんがこのコラムを手にされている時は、もう「令和元年」。しかしながら、私は今、平成最後の桜を眺めながらこの原稿を書いております。4月1日にロケ現場で、みんなでスマホの生中継を見ながらドキドキしてました。菅官房長官が「令和」と額縁を掲げた瞬間、周囲のスタッフの中で「うーん」というため息が。「しっくり来ないよね」「万葉集だって」「へー」などの会話が続くなか、「でも響きがいいよね」と誰かが言いました。「そうだね」、「いいね」、とだんだん和んでいく空気。「『平成』の時もそうだったかなー、あの時はスマホなかったもんね」などと話し、久々のビッグイベントは終了。平成から令和へ、タイムポケットのような1カ月に思うのは、平成とはなんだったのか?という問いです。
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